후리가나로 읽는 일본 고전
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いしころみち
石ころ路
田畑 修一郎
田畑 修一郎의 石ころ路(いしころみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,254자 · 39화면
それから間もなく、僕は阿古村の中だが部落からさらに一里ほど西南方の、あたりにはほとんど人家のない農場へ移った。島めぐりのときにその場所を見つけたのだ。檜垣は僕を神着村にひきとめておきたいらしく、いろいろ部屋の都合など聞き合わせてくれたが僕はとうとう我がままをとおして阿古村へ行った。一つには今度の場所が気に入ったのでもあるが、神着には檜垣をはじめ知り合いもだいぶできたし、僕は自分の孤独を邪魔されるのを恐れたのだ。檜垣には何も言わずにおいた。僕は自分でも説明のできない誰にも言いたくない心の状態にいた。いろいろ人に訊かれたり、檜垣にも訊かれたりして、眠れない病気だと言って片づけた。事実そのとおりで、他人にはそのほかに言うことはない。だが、僕の内部ではそれではすまなかった。病気はよくなったり悪くなったりして二年近くつづいていた。峠は越したように思われたし、僕もそれを望んでいたが、しかしそれはわからない。嫌やな嫌やな奴だ。それは人間の顔をしている時もあるし、千人くらいを一つにした形容のできない厖大な顔のときもある。いちばん僕を苦しめたのは、これまで僕に親しく見慣れてもい、明瞭であったこと、物、すべてが確実でなくなり、ぼやけ、信じていい境と信じなくてもいい境とがいっしょくたになり、夢と覚めているときとの感覚が同じ