후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かみのごとくよわし
神の如く弱し
菊池 寛
菊池 寛의 神の如く弱し(かみのごとくよわし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,929자 · 28화면
その顔は、河野の半生には、夢にも見られないような清浄さと、けだかさとを備えて居た。雄吉と細木との顔を、上目を使って、ジロリと見た河野は、
「ありがとう!」と、口の裡で微かに云って、何か云い続けようとしたが、咽喉へからんで居る痰の為だろう、苦しそうに咽喉元を、顫わしたまゝ、何も云わなかった。
雄吉も細木も、病気見舞と云ったような、ありふれた御座なりを、友達が瀕死の場合に云うのは、如何にも空々しく見えるので、何も云わないで黙って居た。
が、常にない河野の、神々しいと云ってもいゝような顔を見て居ると、河野の過去一年の凡ての行為が、今度の病気に依って、スッカリ浄化されたように思われて、河野に対して懐いて居た感情のこじれを、悉く忘れはてようとして居た。十年に近い間、いろ/\さま/″\な生活を、一緒にして来た友達に対する、純な感情がしみ/″\と、蘇って来るように思った。
雄吉は、その晩自分の家へ帰る道で、この瀕死の友達のために、出来るだけの事をしてやらねばならないと思った。
河野が、病気になったに就いて、一番困って居ることは、やはり金ではないかと思った。新聞小説を書いて得た収入は、入るに従って散じてしまったようだし、その小説を出版して得る印税は、前借までして使って居たし、その上、河野は最近になってから、急に身の廻りの