후리가나로 읽는 일본 고전
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かんだをさんぽして
神田を散歩して
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 神田を散歩して(かんだをさんぽして)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,623자 · 10화면
あるいは宣伝というものの存在するという事実自身がまさにこの事を証明しているのかもしれないとさえ思う。
原理の白色光に照らされた時に万象は各自に特有な色彩を現わして柳は緑に花は紅に見える。しかし緑色の宣伝する人は太陽の前に緑色ガラスのスクリーンをかけて、世の中を緑色にしてしまおうと考えているかのように見える場合がある。もしも花が緑にならなければならない道理のある場合ならば、花弁の中に自然に葉緑ができてしかるべきではあるまいか。そうでないところを見ると、紅の花はやはり紅でなければならない理由があるように思う。
古来宣伝法の猛烈なものの中でも猛烈であったと思われるのはマホメットのコーランにおける、オラーフ王のキリスト教におけるごときがそれである。宣伝を受けないものはそのかわりに剣戟を受けねばならなかった。緑色でないあらゆる花はたたき折られふみにじられた。それでも幸いに今日紅紫の花の種は絶えていない。
ナポレオンは「フランス」を宣伝し、カイザーは「ドイツ」を宣伝した。これらはある意味ではたしかにききめはあった。しかしこの場合にも罪のない紅の花は数限りもなく折られ踏みつぶされて、しかしておしまいには宣伝者自身それらの落花の中に埋められた。