후리가나로 읽는 일본 고전
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しんけいすいじゃくてきやきゅうびがくろん
神経衰弱的野球美学論
坂口 安吾의 神経衰弱的野球美学論(しんけいすいじゃくてきやきゅうびがくろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,681자 · 8화면
妙に野球に縁のある入院であった。
東大神経科の野球チームは内村投手、千谷捕手という凄いバッテリーであるが、実のところは、各科の対抗で最も弱い方のチームだそうである。年齢には勝てない。打つ、投げる、はまだいゝのですが、走る方がもうダメですと、千谷先生は嘆いていたが、まさに同感、僕らの年齢になると、ホームランを打っても、せいぜい二塁で息がつづかず、休息ということになり、その疲労で一度にグッタリしてしまう。
然し、内村大投手、千谷大捕手という恵まれた先生方のおかげで、坂口小選手は異例の野球見物を許されたが、ほかの患者は大いに羨望し、その結果かどうか知らないが、脱走をはかったのが二人もあり、一人は十八ぐらいの静岡の娘で、これは僕の女房にとりいって、ひそかに脱走の機を狙っていた。女房は相手が分裂病の患者とは、知らないから、お金を貸したり、今にも一緒に外出というところを、僕が発見して、未然にふせぐことができた。発作の起きた時でなければ、外貌から患者の判断はできない。可愛らしい娘であるから、女房は患者の妹か何かと思い、全然怪しんでいなかった。
はじめの三回ぐらいの見物は、大変疲れた。