일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたくしたちのけんせつ

私たちの建設

宮本 百合子

宮本 百合子의 私たちの建設(わたくしたちのけんせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,430자 · 107화면

아오조라 문고

この時代に日本の一般社会には女性に対する支那伝来の厳しい女訓が流布して、貝原益軒の女大学などが出た時期であった。どんなに美事に着飾ろうとも、女は三界に家なきものとされた。娘の時は父の家。嫁しては夫の家。老いては子の家。それらの家に属する女として存在するばかりで、彼女自身の家というものは認められなかった。しかも、その彼女たちのものならぬ「家」の経営のために、三界に家なき女の一生は、益軒が女大学の中でいかめしく規定しているような辛い条件で過されたのであった。

益軒の女大学の主張しているところは、誇張でなく奴隷としての女のモラルである。女は男よりも遅く寝て、男よりも早く起きなければならない。益軒は主張している。結婚して三年経って子供を持たない女は離婚してもよいと。一方においてこの益軒は『養生訓』という有名な本を書いた。この本の中で益軒は智慧をつくして、男が長生きをする養生の方法を研究しているのである。熱い風呂に入るなということから、性生活にわたるまでを丁寧に教えている。そうして見れば、当時の標準で、いくらかは医学の知識も学んでいたのだろう。それにもかかわらず、女に向うと益軒は、女が男よりも弱い体を持っているということさえも無視している。