후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのおもいで
私の思い出
柳原 白蓮
柳原 白蓮의 私の思い出(わたしのおもいで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,796자 · 8화면
公卿の方は元が京都の出ですから京都風、つまり御所言葉になるわけ、京都といっても民間のそれとは大部違っていました。たとえばあなた、というところは目上の人なら誰でも、ごぜん、と呼ぶのです。私はまだ子供でしたけどこの少女をつかっても、年をとった女中はごぜんと言いました。
普通東京ではその頃の高位高官といった人々を料理屋のおかみなんかはごぜんといったようでした。世に時めく新華族の主人公などは新派の芝居を見てもそんなふうにいってるのをきいたことがありました。
それが母の里方の関係の人々はお前様、というのです。よくお芝居なんかで「御意遊ばしませ」というのがありますが、私の子供の頃ききなれた御意遊ばせはあまり口達者に発音するせいかゲエときこえるのです。「まあおまえさまのゲエ遊ばしますこと」っていったふうに。
少女の頃に見たあの御所の中のお局にゆくお廊下の長かったこと、いくつもいくつも曲がったり折れたり五~六段の段を下ったり上ったり向こうから来る人が自分が下だとなると廊下に片よって座って平伏してしまって私どもが通ってしまうまで頭も上げません。あの中の言葉はまた何とした古風なものでしたろう。