일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたしのうまれたいえ

私の生まれた家

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 私の生まれた家(わたしのうまれたいえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 1,385자 · 3화면

아오조라 문고

しかし反物などを買う客は、畳敷の上にあがり込む。そしていろいろな反物を、畳の上に拡げて、品定めに、一時間も二時間も坐り込んでいた。三十畳敷近くもあったと思うが、二、三人のそういう客に坐り込まれると、店いっぱいに、反物が並べられて、その間をぬって歩くのが、たいへんだった。反物を踏んで叱られるのは、毎日のことであった。

父はハイカラ好きであって、呉服部の一部にショー・ウインドーをつくった。幅一間ちょっと、深さ四尺くらいの小さいウインドーであったが、出来たときは、非常に珍しがられて、付近の村の人が見に来たくらいであった。

この頃でも、北海道の奥地へ行くと、こういう店屋を見ることがある。北海道の村というのは、非常に広く、中には、神奈川県よりも広い村もある。そういう村には、一場所、中心地があって、それを市街地といっている。この市街地の中に、都会のデパートの役目をしている店屋が、一つくらいは必ずある。そういう店を見ると、私はよく子供の頃を思い出す。

住居は、裏にあって、板敷の台所で、つながっていた。この台所は、食堂も兼ねていて、広さは、二十畳敷くらいもあったであろう。