후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのけいかしたがくせいじだい
私の経過した学生時代
夏目 漱石의 私の経過した学生時代(わたしのけいかしたがくせいじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,107자 · 10화면
そこで前記の成立学舎に入ることにした。
この成立学舎と云うのは、駿河台の今の曾我祐準さんの隣に在ったもので、校舎と云うのは、それは随分不潔な、殺風景極まるものであった。窓には戸がないから、冬の日などは寒い風がヒュウヒュウと吹き曝し、教場へは下駄を履いたまま上がるという風で、教師などは大抵大学生が学資を得るために、内職として勤めているのが多かった。
でも、当時此の塾舎の学生として居た者で、目今有要な地位を得ている者が少くない。一寸例を挙げて言って見ると、前の長崎高等商業学校長をしていた隈本有尚、故人の日高真実、実業家の植村俊平、それから新渡戸博士諸氏などで、此の外にも未だあるだろう。隈本氏は其の頃、教師と生徒との中間位のところに居たように思う。又新渡戸博士は、既に札幌農学校を済して、大学選科に通いながら、その間に来ていたように覚えて居る。何でも私と新渡戸氏とは隣合った席に居たもので、その頃から私は同氏を知っていたが、先方では気が付かなかったものと見え、つい此の頃のことである。同氏に会った折、
「僕は今日初めて君に会ったのだ」と初対面の挨拶を交わされたから、私は笑って、