후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(四)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(四)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 229,324자 · 458화면
「相模愛甲郡毛利の出」
「そして、もとは北条家の」
「そうだ、守護のひとり、越後の任地から、京都へ移り、しばらくは六波羅につとめていた」
「それがなんでこのような河内の山深くに」
「ここは、わが家の飛び領だ。そればかりでなく、人に会いたくなくなった。それも二十余年も前になる。円喜の子、四郎左衛門ノ尉などが、わしを知らんのもむりはないな。……しかし毛利時親といわず、大江時親といえば、寄手の大将、阿曾弾正、二階堂道蘊なども、うすうすはまだ覚えておろう。ともあれこの老体、こちらから出向くのは億劫でならん。……そういっていたとつたえてくれい」
あり得ないことも世にはある。源五はなおも預けられた古書簡を見ていたが、がぜん、おののきを覚えたらしい。極端から極端へ態度をかえ、早々に兵を追い出して、
「いずれあらためて」
と、ばかり逃げ去るようにここの山荘を立ち去った。
山荘の裏は段々畑で、かなりな耕地がひらけていた。
南むきの山蔭に七、八軒の長屋がある。時親に代って飛び領の百姓を差配している山武士の家族と牛や馬の小屋だが、同日の午さがり、上の山荘から耳の遠い婆がここへ来て、