후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(四)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(四)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 229,324자 · 458화면
「――戦争よ起れ。ほんとの戦争が起れば、わしの兵学が実験できる。机の上の兵理をこの眼で地上に見られもする。わしの大江兵学に一だんの考究を加え、日本流の孫子を時親の名で著すことができるだろう」と。
果然、時代はこの山中の老学者の夢をよろこばせてきた。彼の予言じみたものが、世上の時相となってくるにつれ、その山荘には、いよいよ若い崇拝者を増し、彼らは彼を神仙視して「お師」と、あがめ合っていた。
義辰の子、石川豊麻呂も、楠木正季らと共に、そのころの門輩のひとりだった。南河内に兵火があがるやいな、赤坂、千早の一員となって、親にも反き去ッたのは当然である。そのほか加賀田の山荘にかよっていたいくたの若者らはすべてといっていいくらい今は孤城千早にたてこもってしまったろう。――その「お師」たるものが、加賀田を古巣として捨て去り、また戦乱の帰結も「神でもない身には分らぬ」と、逃げて来たのだから、時親のどこかにはある正直さが、ふと自己嫌厭を催してきたのも道理であった。
「吐雲斎さま」
番作が、その浮かない顔へはなしかけた。
「そろそろ、百舌鳥野でございますが」
「やっと百舌鳥野か」