후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あきのまぼろし
秋の幻
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 秋の幻(あきのまぼろし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,242자 · 9화면
「お母さん巡礼の旅に出かけませんか。」と彼は云った。
「お前さんも一緒なら……。お父さんが亡くなられてから、私も一度N……の地蔵様にお詣りしようと思っていましたから。」
母の答えは何如にも静かであった。
眼を挙げてみると、遠い地平から、山の頂から、また高い青空から、帰り来れと招くがような誘惑があった。彼はそして母の方をまたふり返って見た。
「本当の巡礼でなくていいから、ただ地蔵様にお詣りに出かけましょう。」と彼は母に答えた。
そして或る晴れた日の朝、二人は、下女に留守居をさして、二泊の予定でN……の地蔵尊参詣の旅に出た。何処かに帰りゆくような心で。そして二泊の徒歩の旅から帰って来た時、田の稲は殆んど刈られてしまっていて、晩秋の樹の梢に百舌鳥が啼いていた。