후리가나로 읽는 일본 고전
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あきぞらはれて
秋空晴れて
吉田 甲子太郎
吉田 甲子太郎의 秋空晴れて(あきぞらはれて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,291자 · 19화면
一男をここで雇ったら自分の計画が駄目になってしまう。
ちょっとの間、四人は気まずい思いで突立っていた。
「石山、気の毒だが仕方がない。さア、二人とも仕事にかかってくれ」
「平さん、わるく思わないでくれ。この年じゃまだ無理だよ」
山田がまず立ち去った。
石山親子も監督に礼を言って、その場を去るほかなかった。
二
十七といっても一男は、両親のお蔭で中学校へ通わせてもらっている幸福な少年たちのように、呑気ではなかった。今自分に仕事が見つからなければ、家がどんなに困ることになるかということがちゃんと分かっていた。
だから今断られたことを悲しむ気持は、或は父親の平吉以上だったかも知れない。
一男は一年半程まえから、近海航路の貨物船の水夫をしていた。年が年だからむろん給仕で乗り込んだのだが、船が補助機関を設備した帆船だったため、その身軽なところを見込まれて、二箇月とたたないうちに水夫に採用された。実際、彼ぐらい楽々とマストに登って帆をあやつることの出来る水夫はなかった。どんなに風が吹いてもマストがしなうほど揺れようが、彼は平気で軍歌をうたいながらそのてっぺんで働いた。