후리가나로 읽는 일본 고전
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くうちゅうひょうりゅういっしゅうかん
空中漂流一週間
海野 十三
海野 十三의 空中漂流一週間(くうちゅうひょうりゅういっしゅうかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,324자 · 35화면
風はいよいよつよく、ゴンドラがひどく傾いているのが分った。
「火の玉」少尉は、マイクに紐線をつけなおすことに、つい注意を注ぎすぎたようであった。外に現れたその態度は、周章てているように見えなかったけれど、その心の中には狼狽の色がなかったとはいえない。なにしろ早いところ地上との無電通信を回復しなければ、一大事が起ると思いこんで、マイクの修理に一生けんめいになりすぎ、怪しいソ連人に注意を向けるのを怠ったのだ。
その怪しいソ連人は、依然として身体を逆さにしたまま叩きつけられたようになっていたが、彼の両眼は、うすく開いて、「火の玉」少尉の手許をみていた。
そのうちに、怪人の一方の手がそろそろとうごきだして、上衣のポケットの中をさぐりはじめた。
しずかに、再び彼の手首が現れたときには、逞しい形をした一挺のピストルが握られていた。怪人は、身体を逆さにしたまま、ピストルを持ち直して、「火の玉」少尉に狙いをつけた。
「火の玉」少尉は、そのときやっと気がついた。彼は、なにかゴンドラの中のものが動いたように思って、顔をあげてみると、この戦慄すべき武器が、こっちを向いていたのである。