후리가나로 읽는 일본 고전
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くうしゅうそうそうきょく
空襲葬送曲
海野 十三
海野 十三의 空襲葬送曲(くうしゅうそうそうきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 95,012자 · 189화면
第一次の帝都空襲に、予想以上の大痛手をうけた祖国日本は近く第二次の大空襲を、太平洋と亜細亜大陸両方面から、挟み打ちの形で受けようとしている。既に満身創痍の観ある日本帝国は、果して跳ねかえすだけの力があるだろうか。
建国二千六百年の大日本の運命は、死か、はたまた生か!
それは兎も角として、今、帝都の空は、漸く薄明りがさして来た。もう一時間と経たないうちに、空襲によって風貌を一変した重病者「大東京」のむごたらしい姿が、曝露しようとしている。白光の下に、その惨状を正視し得る市民は、何人あることであろうか。
暁の偵察
昭和十×年五月十五日の夜、帝都は、米国軍のために、爆撃さる――
と、日本国民は、建国二千六百年の、光輝ある国史の上に、これはまた決して書きたくはない文句を、血と涙と泥を捏ねあわせて、記さねばならなかった。
かくて、カレンダーは、ポロリと一枚の日附を落とし、やがて、東の空が、だんだんと白みがかってきた。あまりにも悽惨なる暁だった。生き残った帝都市民にとって、それは残酷以外の何物でもない夜明けだった。
一夜のうちに、さしも豪華を誇っていたモダーン銀座の高層建築物は、跡かたもなく姿を消し、そのあとには、赭茶けた焼土と、崩れかかった壁と、どこの誰とも判らぬ屍体とが、到るところに見出された。