후리가나로 읽는 일본 고전
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くうしゅうそうそうきょく
空襲葬送曲
海野 十三
海野 十三의 空襲葬送曲(くうしゅうそうそうきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 95,012자 · 189화면
言わずと知れた「狼」の配下の者だった。
「狼」も運転台から、泥まみれになって降りて来た。その手には、ブローニング拳銃を握って、こっちを睨んで立った。
こっちには、後藤運転手の手に、軽機関銃が握られていた。
「手をあげろッ」大尉は怒鳴った。
いくら大胆不敵な者共であっても、機関銃には叶う筈が無かった。彼等は、静かに手をあげた。
「オイ狼」大尉は降服者の前に立った。「いよいよお気の毒な運命になったネ。ところで戸波博士を渡して貰いたい」
「戸波博士は亡くなられた」狼が沈痛な面持をして答えた。
「えッ、博士は亡くなられたというのか。帝国の運命は、遂にああ……」
「莫迦を云うなッ、卑劣漢」狼のうしろから帆村が怒鳴った。
「大尉どの、博士は健在です。牛乳車の奥に、監禁されていましたぞォ」
「なに、博士が……」
なるほど頤髯に見覚えのある戸波博士が、帆村の手によって牛乳車の中から助け出されていた。
「やッ」どこに隙間を見出したのか、「狼」は大尉の脇の下をくぐって、猛然と博士の方へ飛び掛った。
「なにをッ」山太郎が横合いからムズと組付いた。
この機会を外してはというので「狼」の配下は、一度に反抗してきた。