후리가나로 읽는 일본 고전
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くうしゅうそうそうきょく
空襲葬送曲
海野 十三
海野 十三의 空襲葬送曲(くうしゅうそうそうきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 95,012자 · 189화면
昨夜見たあの暗い海は、すでに敵国の領海だったのであるかと、清二はそれを思い出して興奮せずには居られなかった。
帝国海軍の潜水艦伊号一〇一は、この日から、加州沿岸を去る二十キロメートルの海底の、兼ねて、計画をしてあった屈竟の隠れ場所に、ゴロンと横たわったまま、昼といわず夜といわず、睡眠病息者のように眠りつづけていた。しかし艦内の一角では、極超短波による秘密無線電話機が、鋭敏な触角を二十四時間、休みなしに働かせて、本国からの指令を、ひたすら憧れていた。
丁度その頃、東洋方面には、有史以来の険悪な空気が、渦を巻いていた。
わが日本の上海駐在の総領事惨殺事件と、そのあとに続いた在留邦人の復讐事件とは、一と先ずお互の官憲の手によって鎮まった。だがそれは無論、表面だけのことであった。東京と、華府との二ヶ所では、政府当局と相手国の全権大使とが、頻繁に往復した。外交文書には、次第に薄気味のわるい言葉が織りこまれて行った。お互の国の名誉と権益のために、往復文書には、強い意識が盛られていった。
その外交戦の直ぐ裏では、日米両国の戦備が、驚くべき速度と量と形とに於て、進められて行った。