후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
くうしゅうそうそうきょく
空襲葬送曲
海野 十三
海野 十三의 空襲葬送曲(くうしゅうそうそうきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 95,012자 · 189화면
波二と呼ばれた少年は、鳥渡顔を赤くした。「こっちから見ると、電灯の影で判らなかった」
「あら、そう。御苦労さまだわネ。うちの素六もさっきに出掛けましたよ」
「僕も一生懸命、やっているんですよ、おばさん。この前の演習のときと違って、しっかりした大人は大抵出征しているんで手が足りないの」
「貴方の家の兄ちゃんも、出征なすったんだってネ」
「兄さんは立川の飛行聯隊へ召集されて行ったんだけれど、どうしているのかなア、その後なんとも云って来ないんです」
「心配しないで、観音さまへ、お願い申しときなさい。きっと守って下さるから……」
お妻も、同じような思いだった。二男の清二が潜水艦に乗組んで演習に出たきり、消息の知れないこと、もう四十日に近い。彼女は、母の慈愛をもって、幼時から信仰を捧げている浅草の観世音の前に、毎朝毎夕ひそかに額き、おのれの寿命を縮めても、愛児の武運を守らせ給えと、念じているのだった。
「誰の家も、同じようなことがあるんだネ」波二少年は暗い顔を、強いてふり払うように云った。「ンじゃ、僕もしっかり働きます、さようなら、おばさん」
「ああ、いってらっしゃい。