후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
くうしゅうそうそうきょく
空襲葬送曲
海野 十三
海野 十三의 空襲葬送曲(くうしゅうそうそうきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 95,012자 · 189화면
向うの集団は、二手に別れた。一隊は、局舎の周囲を、グルグル廻っては、しきりに発砲していた。他の一隊は、地に匍い局舎を掩護物にして、ジリジリと、こっちを向いて進撃してきた。
少尉の部下は、イライラしてきたが、少尉は、まだ発砲の号令を出さなかった。
(たしかに、おかしい。あの兵士等の、鉄冑の被り様は怪い。姿勢も、よろしくない。うン、これは、真正の軍隊ではない。それならば、よオしッ)
「撃ち方用意!」東山少尉は、マスクを取ると、大声に叫んだのだった。「敵は陸軍々人の服装をしているが、不逞群衆の仮装であると認める。十分に撃ちまくれ、判ったな。――左翼、中央の両隊の目標は、敵の散開線、右翼は横を見て前進、放送局の守備隊と連絡をとれイ。撃ち方、始めッ」
猛烈な機関銃隊の射撃ぶりだった。
敵は、最初のうちは、明かに、狼狽の色を見せたが、暫くすると、勢を盛返し、手榴弾を、ポンポンと擲げつけては、機関銃を、一門又一門と、破壊していった。
東山少尉は、振笛を吹いて、残りすくない部下を、非常召集した。だが、敵は多勢で、服装に似ず、戦闘力は強かった。局舎守備隊も苦戦と見えて、連絡は、どう頑張っても、とれなかった。