후리가나로 읽는 일본 고전
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まど
窓
岡本 かの子
岡本 かの子의 窓(まど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,773자 · 8화면
太古のような老樹の森林。そのXの森の中に一棟、森の老樹と同じような古色を帯びて立っている小さな茶室――今は茶室として使われていない。只、取残された昔のかたみとして、なかば朽ちている軒が、かすかに樹間を通して外から気味悪く窺われていた。――が焼けるのだと、窓の下をわめいて行きちがう人の声々で知った。
ぱしゅ、ぱしゅ。ぱち、ぱち、ぽん。ぽ、ぽん。どしん※(感嘆符二つ、1-8-75) 火勢がすさまじい音を立てて募って行った。
夜になっても灯ひとつ点されたためしのない処から、どうしてあのすさまじい火が出たか。「怪火※(疑問符感嘆符、1-8-77)」咄嗟の間に女の頭を掠めて行った恐怖が、女を激しく戦慄させた。
「大丈夫、河からこっちへ来るもんですか」
男は女をなだめた。女は諾いた。水を深く湛えた広い河が、森をめぐって流れていた。一たん盛り上った火の子が、みな素直に河へ落ちて行った。風がすこしもないからであった。女はだんだん落着いて行った。そして、火事場と周囲の対照を、静かに見較べることが出来るようになった。
空には月があった。しかし、真珠のように小さくて薄かった。