후리가나로 읽는 일본 고전
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くぼかわいねこのこと
窪川稲子のこと
宮本 百合子
宮本 百合子의 窪川稲子のこと(くぼかわいねこのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,197자 · 7화면
その講演会のとき撮った写真がある。この間もそれを二人で見て、私が「この私!」と云って笑ったら、稲子さんも「ねえ!」と云い、声を合わせ、そのときから今日までの二人の生活に対し深い感慨を覚えながら、大いに笑った。
一九三二年窪川さんが獄中生活にうつるまで稲子さん一家は下十條にいて、私はよくそこを訪ね、次第に作家同盟の仕事や、『働く婦人』という雑誌の編輯の仕事やらで、会わずにいられないようになった。
その時分でも、私は十分稲子さんがわかっていなかった。窪川鶴次郎の妻というような面が家庭内の日常生活のうちでは自然押し出されていたし、又無口な性質で、何かにつけても結論だけ感想風な表現で云うという工合であったから、稲子さんが文学についても生活についても大変鋭いそして健全な洞察力をもっていることははっきり感じていたが、勁い力、一旦こうときめたら動かぬというところの価値などは、階級的な鍛錬の浅い当時の私に分らなかったのである。
一九三二年の春から一九三三年の冬まで窪川鶴次郎が他の多くの仲間とともに奪われ、その間プロレタリア文化運動全般に益々困難が加わり、「ナルプ」