후리가나로 읽는 일본 고전
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りっしゅんのたまご
立春の卵
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 立春の卵(りっしゅんのたまご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,450자 · 17화면
もっと簡単にいえば、太陽の視黄経が三百十五度になった時が、立春であって、年によって少しずつ異るが、だいたい二月四日頃にあたる。地球が軌道上の或るその一点に来た時に卵が立つのだったら、卵が三百十五度という数値を知っていることになる。
如何にも不思議であって、そういうことは到底あり得ないのである。ところがそれが実際に世界的に立証されたのであるから、話が厄介である。支那伝来風にいえば、立春は二十四季節の第一であり、一年の季節の最初の出発点であるから、何か特別の点であって、春さえ立つのだから卵ぐらい立ってもよかろうということになるかもしれない。しかしアメリカの卵はそんなことを知っているわけはなかろう。とにかくこれは大変な事件である。
もちろん日本の科学者たちが、そんなことを承認するはずはない。東大のT博士は「理論的には何の根拠もない茶話だ。よく平面上に卵が立つことをきくが、それは全くの偶然だ」と一笑に附している。実際に実験をした気象台の技師たちも「重心さえうまくとれば、いつでも立つわけですよ」とあっさり片づけている。しかしその記事の最後に、「立春立卵説を軽くうち消したが、さて真相は……」