후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
こうばいつきげ
紅梅月毛
山本 周五郎
山本 周五郎의 紅梅月毛(こうばいつきげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,869자 · 32화면
を聞いたときからお梶は浮きたつようなよろこびに包まれた。……牡丹ほどの名馬を措いてあの馬に乗って下すった、たとえひと月足らずでもお梶の飼った馬に。それはなにかしらん自分に対する主人の心をつきとめたような感じだった。「そんなことを思ってはいけない、そんなばかなことがある筈はない」自分でそう叱るあとから、抑えようのない幸福感がつきあげてくるのだった。「おまえ天下第一の仕合せ者ですよ」流れのなかですそを洗ってやりながら、お梶は浮き浮きとその馬に話しかけた、「おまえのような者が御二代さまの御前へ出られるなんて、夢にも考えたことはないでしょう、牡丹をごらん、……あんなりっぱな馬でも乗っては頂けなかったのに、うちのご主人だからこそおまえを選んで下すったんですよ、おまえ嬉しくはないの、……牡丹のお飼い主はたいへん怒っておいででしたよ」
「そんなに怒っていたか」とつぜんうしろでそう云う声がした。お梶はあっといいながらふり返った、半之丞がそこへ来て立っていた、お梶は耳の根まで赤くしながら、「はい」と眼を伏せた。「阿市どのはそんなに怒っていたか」「はい、わたくし……よくは存じあげませんのですけれど……」