후리가나로 읽는 일본 고전
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こうもうけいせい
紅毛傾城
小栗 虫太郎
小栗 虫太郎의 紅毛傾城(こうもうけいせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,403자 · 50화면
その船の名は、スターバックの『亜米利加捕鯨史』にも記されているとおりで、一七八四年の夏ボストンに、鯨油六百樽を持ち帰ったのが、最初の記録だった。
しかし同船は、その後一七八六年に、アリューシャン列島中のアマリア島で難破したのであるから、当然その一冊も、船長フロストの遭難記にほかならぬのである。
ところが、内容の終わり近くになると、計らずも数ページの驚畏すべき記事が、私の眼を射た。
それは、素朴そのままの、何ら飾り気のない文章で、七年ぶりに帰還した、土人ナガウライの談話と銘打たれてある。
しかし、読みゆくにつれて、私の手は震え、脈が奔馬のように走り始めた。
なぜなら、同人の見聞談として、最初まず、千島ラショワ島に築かれた、峨々たる岩城のこと……、また、そこに住む海賊蘇古根三人姉弟のこと……、さらに、その島を望んだヴィッス・ベーリング――(注 ベーリング――。事実はそうでないが、ベーリング海峡の発見者といわれる丁抹人。一七四一年「聖ピヨトル号」に乗じて、地理学者ステツレル、船長グレプニツキーとともに、ベーリング海峡を縦航したるも、十月五日コマンドルスキー群島付近において難破し、十二月八日壊血病にて斃る。