일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 194,628자 · 371화면

아오조라 문고

来年は雪子ちゃん厄年やさかいにな」

シュトルツ父子は三宮駅から立ったのであるが、雪子と悦子とは少しでも朝を遅らすために大阪から乗ることにしてあった。それでもそれに間に合わすためには、六時には省線電車に駈け付けなければならないので、幸子は門口まで送って行って済ますつもりでいたのであったが、シュトルツ夫人が子供たちを連れて蘆屋駅まで見送ると云うので、その明くる朝は、彼女も、妙子も、お春も、皆出かけた。

「わたし、昨夜船へ電報打ちました。汽車の時間知らせました」

と、電車を待っている間にシュトルツ夫人が云った。

「ペータアさん、きっと甲板に出ててくれはりますやろなあ」

「ええ、そう思います。エツコさん、大変親切、ありがとございますね」

そう云って夫人は、ローゼマリーやフリッツにも、

「エツコさんに有難うと仰っしゃい」

と、独逸語で命じたが、幸子たちにはその「ダンケ、シェーン」と云うところだけが分った。

「そしたら、お母ちゃん、早よいらっしゃいよ」

「ああ、二十六日か七日にはきっと行くよ」

「きっとやなあ」

「きっとや」

「エツコさん早く帰って来て下さい。―――」

と、ローゼマリーは動き出した電車を追いかけながら云った。