후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 194,628자 · 371화면
まさか本当やないのんやろ」
「啓ちゃんは自分が浮気するよってに、人までそんな風に疑うねん」
「それでもこいさん、板倉をどう思うてるのん」
「あんな人、問題にしてへんわ。うち、啓ちゃんの云うような意味と違うけど、板倉には感謝してるねん。命助けられた恩人のこと、悪く思うたら済まんさかいに」
「それやったら、分ってる。きっとそうやろう思うてたわ」
妙子の話だと、奥畑が彼女と板倉との間を疑い出したのは、手紙には「水害の時以来」とあるけれども実際はその前からであるらしく、彼女には遠慮していたが、板倉にはちょいちょい厭味を云っていたのであることが、ずっと後になってから分った。最初板倉は、自分だけが蘆屋の家へ自由に出入りすることを許されていて、奥畑には許されていないと云う事実、―――それが奥畑は何となく癪に触って、妬けてならないので、子供じみた忿懣を洩らすのだと思って、軽く聞き流していたのであったが、水害以来急に云い方があくどくなり、且妙子にも疑念を打ちまける迄になった。でも奥畑は、これは君にだけ聞いて見るので板倉は知らないことだから、彼奴には黙っていてほしいと云っていたし、又実際自尊心の強い奥畑が、まさか板倉には云っていまいと思えたので、妙子はそのことについて直接板倉と話し合うことを避けていたが、板倉も亦、彼が責められている