후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 194,628자 · 371화면
、手術の時に悪い黴菌が這入ったらしいて、えらい苦しがってる云うことやさかい、あたしはこの汽車で三宮へ直行して、明日の朝駅から直ぐに病院へ行くよってに、そない姉さんに云うといてほしい、それから、渋谷の方にも小さな鞄が一つ置いてあるよってに、お帰りになります時にそれをお持ち帰り下さいと仰っしゃってでございました、と、女将はうすうす病人と妙子との関係を察したらしく云うのであったが、幸子も何かじっとしていられない気持になり、又急報で蘆屋を申し込んで貰って、雪子を呼び出した。と、何を云うのやら、雪子の云うことが聴き取りにくくてさっぱり分らない。それは電話が遠いのではなく、雪子の地声が小さいせいなので、彼女にすれば一生懸命咽喉を振り搾っているのだけれども、「果敢ない」と云う形容詞がよく当て篏まる、細い弱々しい声であるから、電話だと実に明瞭を欠くのであった。で、平素から雪子ちゃんの電話ぐらい癇の立つものはないと云うことになっており、彼女自身も電話は苦手で、大概誰かに代って出て貰うのであるが、今日は板倉に関することなので、お春にも云い付けられず、と言って貞之助にも頼めず、仕方なく自分が出ているのらしかった。