후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,580자 · 287화면
だけは前から道で行き遇うと目礼するくらいな仲になっていたのが、或る日突然妙子を仕事部屋に訪ねて来て、自分も人形―――殊に日本風の人形の製作方を習いたいから、弟子にしてくれと申し入れた。妙子がそれを承諾すると、すぐその場から妙子のことを「先生さん」と呼び出したので、妙子は面喰って「妙子さん」と呼ぶことに改めて貰った。―――と云うのが今から一と月程前のことで、それから妙子は急に彼女と親しくなり、近頃ではアパートへの往き復りに、時々彼女の住居へも立ち寄るようになっているらしかった。
「わたし、あなたの姉さん達いつも電車で会うのんで、よう知っています、あの人達、大変綺麗、わたし好きです、是非紹介して下さい云うて、この間から頼まれててんわ」
「何で生活してるのん」
「兄さんは毛織物か何ぞの貿易商や云うこッちゃけど、家の様子見たら、あんまり楽やないらしいねん。カタリナだけは、その英吉利人の旦那さんと別れた時にお金貰いました、わたし、それで暮しています、兄さんの世話になってるのと違います云うて、身なりも小綺麗にしてるけど」
悦子の好きな蝦の巻揚げ、鳩の卵のスープ、幸子の好きな鶩の皮を焼いたのを味噌や葱と一緒に餅の皮に包んで食べる料理、等々を盛った錫の食器を囲みながら、ひとしきりキリレンコ一家の噂がはずんだ。