후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,580자 · 287화면
と云うのであった。雪姉ちゃんはいよいよ慌てて、真っ赧な顔をして、「あのう、―――あのう、―――」とヘドモドするばかりなので、「如何です」と、紳士は二三度そう云いながら立っていたが、とうとう断念したらしく、「や、大変失礼いたしました」と、丁寧にお辞儀をして又行ってしまった。雪姉ちゃんは、「こいさん、早うしょう早うしょう」と、大急ぎで菓子を詰めさせて外へ飛んで出たが、「誰やねん、あの人」と、聞くと、「あの人やがな、この間会うたん」と云うので、それではあれが見合いをした野村とか云う人なのかと、やっと妙子に合点が行った、と云うのである。
「何せ雪姉ちゃんの慌て方云うたらないねん、あんじょう断り云うたらええのんに、あのう、あのう、云うてウロウロしてるねんもん」
「雪子ちゃんそんな時にてんとあかんねんわ。あの歳になっても十七八の娘と一緒やねん」
幸子はちょうど話の出たついでに、妙子が何か聞いていることもあろうかと、雪子ちゃんあの人のことどない思うてるのんか、何ぞ云うてえへなんだやろか、と云うと、そんで、うち、あんたどない思うてるねん云うて聞いてやったら、縁談のことは姉ちゃんと中姉ちゃんに任してあるさかい、行け云われたら何処へなと行くつもりやねんけど、あの人のとこだけはよう行かんさかい、えらい我が儘云うみたいやけど、どうぞ