후리가나로 읽는 일본 고전
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ぞくごくちゅうき
続獄中記
大杉 栄
大杉 栄의 続獄中記(ぞくごくちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,326자 · 49화면
多くは熱くてはいれないほどの湯に、真赤になって辛抱している。それほどでないと、夕飯前の湯が夜寝る時までの暖を保ってくれない。
稀れに、夕飯の御馳走が、鮭か鱒かの頭を細かく切ったのを実にしたおつけの時がある。その晩は、さすがに、少し暖かく眠れる。
それでも不思議なことには滅多に風をひかない。この二月の初めに、四カ月の新聞紙法違犯を勤めて来た山川のごときは、やはり肺が悪くてほとんど年中風を引き通している男だが、向うではとうとう風一つ引かずに出て来た。そして出るとすぐ例の流行性感冒にやられて一月近く寝た。
こういった冬の、また千葉でのある日のこと。教務所長という役目の、年老った教誨師の坊さんが見舞いに来た。
監獄にはこの教誨師という幾人かの坊さんがいる。ところによってはヤソの坊さんもいるそうだが、大がいは真宗の坊さんだ。
普通の囚人には、毎週一回、教誨堂とかいう阿弥陀様を飾った広間に集めて、この坊さんが御説教を聴かせるのだそうだが、僕等には坊さんの方から時折僕等の部屋へ訪ねて来る。大がいの坊さんは別に御説法はしない。ただ時候の挨拶や、ちょっとした世間話をして、監獄の待遇についてのこちらの不平を聞いて行く。