후리가나로 읽는 일본 고전
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びのにほんてきげんせん
美の日本的源泉
高村 光太郎
高村 光太郎의 美の日本的源泉(びのにほんてきげんせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,919자 · 25화면
金堂四面の壁にそれぞれ画かれた浄土変相の図は大規模な模写事業が現今行われていたりして、既に説明を要しないほど世間に知れ渡っている。同様な構図の壁画が印度アジャンタ洞窟内にもあり、それとの比較が普通に行われ、以前にはその移植であるかのような説をなす者さえあったが、今日では印度発生の斯かる構図形式が西南アジア諸国の間を通過しているうちに、印度臭を脱却し、西域地方の特色に変貌し、それが支那朝鮮を経て日本に渡来したものと推定せられるようになった。その経過がどのようであろうとも、此の金堂の壁画は太子の息吹により純粋に日本美の諸要素に貫かれて、まったく他の如何なる国土にもない美を顕現している。写真に掲出した画面は西方阿弥陀浄土の一部であり、本尊阿弥陀仏の脇侍、向って右側の多分観世音菩薩の像であろうと思う部面の上半に過ぎないが、まことに美の一片は美の全体であると言われる通り、これだけでも其の壁画の美の如何なるものであるかを窺うに十分である。埴輪で見た清らかさの美が又此処にも在る。ここには又節度の美がある。高さの美がある。肉体を超えた精神至上の美がある。
仮にアジャンタ洞窟の壁画を想い出してみると、そこにはもっと、肉体性の卑近さがあり、なまなましさがあり、うるささがある。