일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ろうぎしょう

老妓抄

岡本 かの子

岡本 かの子의 老妓抄(ろうぎしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,601자 · 31화면

아오조라 문고

顔は少し横向きになっていたので、厚く白粉をつけて、白いエナメルほど照りを持つ頬から中高の鼻が彫刻のようにはっきり見えた。

老妓は船の中の仕切りに腰かけていて、帯の間から煙草入れとライターを取出しかけながら

「いい景色だね」と云った。

円タクに乗ったり、歩いたりして、一行は荒川放水路の水に近い初夏の景色を見て廻った。工場が殖え、会社の社宅が建ち並んだが、むかしの鐘ヶ淵や、綾瀬の面かげは石炭殻の地面の間に、ほんの切れ端になってところどころに残っていた。綾瀬川の名物の合歓の木は少しばかり残り、対岸の蘆洲の上に船大工だけ今もいた。

「あたしが向島の寮に囲われていた時分、旦那がとても嫉妬家でね、この界隈から外へは決して出して呉れない。それであたしはこの辺を散歩すると云って寮を出るし、男はまた鯉釣りに化けて、この土手下の合歓の並木の陰に船を繋って、そこでいまいうランデヴウをしたものさね」

夕方になって合歓の花がつぼみかかり、船大工の槌の音がいつの間にか消えると、青白い河靄がうっすり漂う。

「私たちは一度心中の相談をしたことがあったのさ。なにしろ舷一つ跨げば事が済むことなのだから、ちょっと危かった」