후리가나로 읽는 일본 고전
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せいアレキセイじいんのさんげき
聖アレキセイ寺院の惨劇
小栗 虫太郎
小栗 虫太郎의 聖アレキセイ寺院の惨劇(せいアレキセイじいんのさんげき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 32,638자 · 65화면
「すると、そこに犯人の技巧があるわけだね。」と検事は法水に口を措かせなかった。
「ウン、そうだよ。で、実際を云うと、ラザレフの死体は直立していて炎の届かない位置にあったのだ。だから、そこに種が必要なので、無論それが解ると、中風性麻痺を想像させて、君に自殺説を主張させ熊城君にルキーンの幻を描かせたところの死体の謎が、余すところなく清算されてしまうのだよ。ところで、それは一本の丈夫な紐なんだ。犯人は、それを把手とその右寄りの板壁の隙間に挾んだ鍵との間に、六、七寸の余裕を残して張ったのだよ。だから、左手の不随なラザレフは床に手燭を置いて右手で把手を廻してから、左の肩口で扉を押して出ようとしたのだが、あいにく扉は紐の間隔しか開かないから、出ようとした機みが半身になった肩口をスッポリその中に篏め込んで、頭から右腕にかけて動けなくなってしまったのだ。それを犯人は外側から押えつけて、動きのとれない目標を目がけて返り血を浴びないよう悠々頸動脈を避け、落着いた一撃を下したのだが、その時すぐ兇器を引き抜かなかったのは、呻声を立たせないためで、そのままでしばし絶え行くラザレフの姿を眺めていたのだよ。