후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せいかぞく
聖家族
小山 清
小山 清의 聖家族(せいかぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,523자 · 12화면
水瓶を頭に載せた農婦がやってくるのを見かけ、ヨセフはいい隣人らしい快活な声を出した。
「うちのかみさんを見かけなかったかね。」
「見たともさ。マリヤさんなら水汲場にいるよ。」
農婦はその陽焼けした頬に人の好い微笑を浮べて云った。イエスは農婦の方に手をのべて愛想笑いをした。イエスはこの頃日ましに智慧がつき、表情もゆたかになった。
「ご機嫌さん。父ちゃんに抱っこして。ヨセフさん、坊やはあんたにそっくりだね。まあ、可愛いお掌をして、この花びらのような口ったら。」
農婦は歌うような口調で云った。ヨセフはくすぐったい気持がした。農婦の言葉は、どんな祝福の言葉にもまさって、父親としての彼の心を温めてくれた。農婦に別れてからも、ヨセフはそのわが子に対する素朴な讃辞を、いくたびとなく胸の中で反芻した。農婦の言葉を確めるように、イエスの顔に見入りながら。
やがて親子は水汲場に来た。淡い暮色の中に、水瓶を足もとに置いて井戸の傍に佇んでいるマリヤの姿が見えた。ヨセフの胸に、戸外で家族の者を見かけた折りに起る、あの親密な感情が湧いた。結婚して二年になるが、この篤実な職人はいつまでもその感情に馴れることが出来なかった。