후리가나로 읽는 일본 고전
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ききがきしょう
聞書抄
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 聞書抄(ききがきしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,821자 · 210화면
、各御反逆之事聊以不レ奉レ存旨申上度思ひ侍れ共、長盛三成が威に恐れて取次人もなく、奉行人指図に任せて、配所に赴にけり」と。又国々へお預けになった人々は、一柳右近将監が江戸大納言へ、服部采女正が越後宰相へ、渡瀬左衛門佐が佐竹右大夫へ、明石左近が小早川左衛門佐へ、前野但馬守と長子出雲守とが中村式部少輔へ、等で、後に玄朔と紹巴と安志の三人は赦免されたけれども、他は悉く切腹仰せ付けられた。太閤記は又云う、「此謀反之事、虚共実共終にしれずして、方々におゐて自害有し人々、一人も及二白状一、某は不レ存、かれは存知たると云人もなく、ぬれ衣を着て旅に赴きぬる事、宿業の程あさましと観念し終にけり、あはれなりし事共なり」と。
挿絵
それと云うのが確かな根拠があったのではなく、一片の風説と漠然とした邪推に基いたのであるから、無実の罪でたわいもなく死んだ者が多いのであって、中にはほんのちょっとした係り合いから因縁をつけられた、全くの災難としか思えない者が交っていたことは想像に餘りあるのであるが、一方では又、際どい所で刑死を免れた好運な人々も少しはいる。浅野左京大夫吉長は一旦切腹と云うことに極まったのであったが、何卒自分を訴え出た者に会わせて戴きたい、そうして願わくは御前に於いて対決させて戴きたいと云うので、太閤の御前へ吉長と訴人とを