일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ききがきしょう

聞書抄

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 聞書抄(ききがきしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,821자 · 210화면

아오조라 문고

中にも筑前中納言、あの裏切者の小早川殿は、止せばよいのに囚われの父がどんな姿をしているか見たいと思って、人の止めるのも聴かずに、そっと様子を窺いに行くと、父はハッタと秀秋を睨み、某、汝が二心あることを知らざりしこそ不覚なれ、されども太閤の高恩を忘れ、義を捨てゝ約に違い、関ヶ原に於いて裏切りせしこと、汝心に耻じざるやと、声を励まして罵ったので、中納言殿も返す言葉がなく、赤面して引き退ったと云う話。そうかと思うと、内府殿は父の縛めを解いて礼を厚うして引見なされ、父もその昔の五奉行の随一、佐和山二十三萬石の格式を以て対面したと云う話。そのゝち父は本多殿にお預けになったが、本多殿が父に向って、秀頼様はお年も若く、事の是非を知ろしめす筈はござるまいに、由なき戦を起されて縄目の耻を受けられたのは笑止でござると云うと、いや/\、某は天下の形勢を考え、徳川殿を亡さずんば豊臣家のために宜しからずと思案いたし、諸大名を語ろうて軍勢を催したのでござったが、あまり心の進まぬ輩を強いて味方に引き入れしばかりに、大事の瀬戸際に敵に内通する者が現れ、勝つべき戦に後れを取ったのが無念でござると云うので、智将は人の和を計り、時勢を知るとこそ申せ、諸将の同心せざるをも顧みず軽々しく事を起され、敗軍に及んで自害もなさらずに召し捕られるとは、