후리가나로 읽는 일본 고전
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しょっこうとびしょう
職工と微笑
松永 延造
松永 延造의 職工と微笑(しょっこうとびしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,696자 · 144화면
人々はモーゼの書いた文書が破れていなければ、立派ではないと云うであろう。時と云う風雲は唯一の装飾法を知っている。それは物を少し許り破る事で、全体をメッキするのである。此の方法は私に依って「支那式美術」と呼ばれていた。何となれば、支那はその建国が古過ぎて、物を凝集する焦点を通過して了ったと云う様な点からではなく、あの国のものは凡て不足と欠乏で飾られているからである。彼の国で多過ぎるのは唯料理の数丈ではないだろうか。
「之は厭な云い廻しだ。」と聴き手は私の鬱陶しい衒気を瓦斯の様に嫌うに極まっている。其れに何の無理があろう。私も自分自身が随分厭なのだ。
それにも拘らず、いや、寧ろ、一層図々しく、私はウツラウツラと考え続ける。何を? 凡て外国の骨董品の事をである。メソポタミヤ人は三千年前に何んな頬髯の生やし方をしていたか? 斯んな考古学は厭世の一種であって、自分の汚さに困じ果てた人の息抜きに過ぎないのではあるが……
「私はもっと隅の多い室に住みたい。暗さは之で恰度好いから……」そして空想の中に於てではあるが、華麗な伊太利風の模様のある厚い布で白い光を屈折させ、銅の武具とか、古い為めに暗くなっている酒の罎とか、アラビヤ人のかつぎとかで、色んな色の影を造って見るのである。