후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かんぞうせんせい
肝臓先生
坂口 安吾의 肝臓先生(かんぞうせんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,194자 · 46화면
彼は若い者に後事を托してアジを追わせる一方、自らはザンブと海中にとびこみ、約一里の海を泳いで今井の浜にあがり、天城山麓をヒタ走りに走って、急を伊東海岸につたえた。伊東の町が時ならぬアジの大漁に賑ったのは彼の一大功績であり、文さんはヅネエ、アジ文の名が生れることとなったのだ。かくて彼の子々孫々、アジの名を冠してよばれ、長く父祖の功績をつたえることとなるのである。
私はこれをシテキするのが苦痛であるが、漁師町の人々は若干体質が畸形である。それは第一に彼らがガンメイ固陋な美食家であること――つまり、偏食からきている。小さな木造船(十五トンから四十トン程度)で赤道をこえ(ただし昔の話。戦後は漁区が縮小されている)一ヶ月、二ヶ月の遠洋漁業にでる彼らは生水のほかに米と塩しか積むことができないし、伊東は元来山地であるから、耕作すべき畑に乏しく、陸上の日常に於ても充分に野菜をとることができない。否、充分にあっても、彼らは野菜を好んで食べないかも知れないのだ。実に彼らはガンメイきわまる美食家だから。
又、彼らの勤労の性質として、主として上体を使う。大謀網をあげるにも、小舟に坐して、エイサ・エイサ満身の力でひきあげる作業であり、概ね、漁業の作業はこれに類している。