후리가나로 읽는 일본 고전
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はいたい
胚胎
宮本 百合子
宮本 百合子의 胚胎(はいたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,077자 · 55화면
第二の女 さっととぎすました剣を捧げて居るんでございますよ。
第三の女、二人の間にわり込む様にはさまる。
四人ともだまって何も見えない下手を見る。
笛の音が段々近づく。人の足音も響いて来る。
三人の女は云い合わせた様にかたまって家のわきにピッタリと体をもたせかけてお互に手を握り合う。
老近侍は一人はなれて反対の側に立つ。
小さい旗をもつ二人が先ず姿を見せる。大きく煙の立つたいまつをもった男二人、二十人ほどの武士のあとから飾りたてた白馬に乗った法王が現る。
真白い外套が長く流れてひげも眉も白い。頸から金の十字架がかかってまぼしい様にチラチラと光る。
厚い髪を左右にピッタリとかきつけて心持下を向く法王の後からも、先に進む人と同じ様子に続いて沢山の宮人がついて行く。
おだやかに静かな行列は広場の中央をよぎって順々に見えなくなる。
息をつめた様な様子をして三人の女は消えて行く行列をながめる。
すっかり見えなくなった時三人同時に顔を見合わせる。
「いらしったんでございますよ。
第二の女が云う。
第一の女 ほんとうにねえ――とうとう。
低く云って指環の多い方の手で十字を切る。老近侍は法王の去った方をじっーと見つめる。