후리가나로 읽는 일본 고전
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のうめんのひみつ
能面の秘密
坂口 安吾의 能面の秘密(のうめんのひみつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,440자 · 35화면
「それぐらい用心深い人だから、そんなことしたことないにきまってるよ。そんなことまで尾ヒレをつけられちゃアこまるじゃないか。注意しておくれ」
「ヤ、すまん。君に変な素振りをするようじゃア乃田の奥さんと何かがあっても不思議じゃないと思ったからだよ。つまり隣室のフトンが奥さん用かという意味さ」
「バカバカしい」
辻はその他多くのことを聞きだしたが、アンマの観察だから確実と見てよいものは少かった。やや確実なのは次のことだ。
オツネは九時半ごろから十時半ごろまで大川をもんだ。大川は酒と催眠薬をのんだと語っておりアンマの途中に大イビキで眠った。オツネはフトンを直してやり面を卓上において鍵をかけずに部屋をでたが、煙草の吸ガラがどうなっていたかは分らない。大川はアンマの最中煙草に火をつけたことは確かだがそれが何かに燃えうつった気配は感じられなかった。(オツネは鼻の感覚が敏感だと自称している)大川の部屋をでるとオツネは本邸の奥さんの部屋へ行った。そのとき奥さんが窓の外の男にゆすりを拒絶していたが、相手の男は誰か分らない。十一時半ごろオツネは退去したが、火事が発見されたのは一時四十七分である。