일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だっせんむすこ

脱線息子

佐々木 邦

佐々木 邦의 脱線息子(だっせんむすこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,293자 · 221화면

아오조라 문고

現に父親からの申込を快く受け入れて、時機を待っているという。問題はお母さん丈けだ。未だお目にはかゝらないが、あの電話の調子から察するに、余程ネチ/\した婆さんらしい。しかし婆は婆、秀子さんは秀子さんだ。秀子さんが来てくれる意思があるなら、婆の反対を押えるために百方策を繞らせても、決して不見識にはならない。頑冥なものを啓発するのは文化事業の一つだ。

「これは少々気が早かった。えて物が反対したか何うかも分っていないのに」

と思って、新太郎君は微笑んだ。お父さんの病気で、未だえて物へは持ち出してないのだ。宮地さんの聞き込んで来たところは一般論に過ぎない。

「羅紗屋の息子には娘はくれられない」

と言ったのではないのだから、えて物は取消す。婆も取消す。依然として先方のお母さんだ。そのお母さんの意向は未だ白紙である。此方が突然電話をかけて、羅紗屋だと言ったものだから、洋服屋さんですかと早合点をしたに外ならない。それぐらいの考え違いは誰にもある。顔の見えない電話だもの。

「未だ諦めるに及ばない。秀子さんはあの通り我儘だ。気に入らないことがあると、此方があやまるまで堪忍してくれない。