일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だっせんむすこ

脱線息子

佐々木 邦

佐々木 邦의 脱線息子(だっせんむすこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,293자 · 221화면

아오조라 문고

「旦那、あのお池のところの赤松でございますが、あれをもう二間ばかり手前へ寄せますと、影が水に映って、お縁側からの眺望が一段と引き立ちますよ。俺は二三年前から然う思っているんですが、旦那、如何でございましょうな?」

と小手を翳して庭を眺める。この商売は眺めている時間と働いている時間が半々だ。

「然うさな」

「今なら丁度季節ですから、一つ動かして見ましょうか?」

「さあ、枯れやしまいかね?」

「大丈夫です。遠方なら兎に角。俺が保証致します」

「確かに眺望は好くなるな。しかし何分古木だからね。まあ/\考えて見よう」

と主人公は決して責任のある返辞をしない。早速奥さんのところへ行って、

「お貞や、植木屋があの赤松をもう少し池の方へ寄せようと言うんだが、何んなものだろうな?」

と意向を伺う。

「然うでございますね」

「縁側から能く見えるようになるよ。水に映って風情を添える」

「けれどもあんな大きなものを動かすと六七人手間になりますよ。それにあれは父が植えたんですから、矢っ張りあのまゝにして置きましょうよ」

「それも然うだな」

「あなた、植木屋ってものは仕事を拵えようと思って種々のことを言い出しますから、一々相手になっていちゃ駄目ですよ」