후리가나로 읽는 일본 고전
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じさくしょうぞうまんだん
自作肖像漫談
高村 光太郎
高村 光太郎의 自作肖像漫談(じさくしょうぞうまんだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,162자 · 9화면
その胸像は先生の十七回忌の年にやっと出来上って目白の講堂に納めた。長くかかったわりに思うように良く出来なかったので恥かしく感じた。その時代に中野秀人君や黄瀛君や住友芳雄君の首も作った。住友君のが一ばん良かった。
今美術学校と黒田記念館とにある黒田清輝先生の胸像は二三年かかって其後つくった。これは黒田先生を学生時代によく見ていたので作りよかった。先生の頭蓋の形の特異さが殊に彫刻的に面白かった。所謂法然あたまである。この頃から私もだんだん彫刻性についての自分自身の会得に或る信念を持つようになった。
この胸像が出来てから間もなく、智恵子の頭脳が変調になった。それからは長い苦闘生活の連続であった。その病気をどうかして平癒せしめたいと心を砕いてあらゆる手を尽している期間に、松戸の園芸学校の前校長だった赤星朝暉翁の胸像を作った。これも精神異状者を抱えながらの製作だったので思ったよりも仕事が延びた。智恵子の病勢の昂進に悩みながら其を製作していた毎日の苦しさは今思い出しても戦慄を感ずる。智恵子は到頭自宅に置けないほどの狂燥状態となり、一方父は胃潰瘍となり、その年父は死去し、智恵子は転地先の九十九里浜で完全な狂人になってしまった。