후리가나로 읽는 일본 고전
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じぶんをむちうつかんげきより
自分を鞭打つ感激より
小川 未明
小川 未明의 自分を鞭打つ感激より(じぶんをむちうつかんげきより)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,270자 · 5화면
私は、必ずしも、それを否定はしないが、また、その言を正直に信ずるものでない。なぜなら、人生のための芸術でなくて、事実虚名のためであり、虚栄のためであるからです。しからざれば、自己享楽の所産なりと言うを憚らぬからです。
「人生を語る」という言葉は詩的に、センチメンタルに聞えるかも知れないが、民衆の利福を祈念するために、より正しい生活を人間の正義感に訴えて、地上に実現せしめんとする目的は、一片の空想的事実ではないのであります。
芸術に対しては、いろいろの見解が下されることゝ思っています。中には、私と同じような考えから芸術にたずさわっている人もあることゝ信じています。
その人達は、文壇に於ける芸術というよりか、直に、自己の真情を社会に向って呼びかけるための芸術であります。
情実と利害関係の複雑な文化機関と、その文壇的の声望は、以上の如き芸術に、決して正しい評価を下すものでありません。常にその時代の文壇は、享楽階級の好悪によって左右さるべき性質のものであるからです。
芸術が、他のすべての自然科学の場合と同じく、独立して価値あるものでなくして、人生のために良心たり、感激たる上に於てのみ価値あるからには、芸術家は、すべからく、野に立って、叫ぶの戦士たらなければなりません。