후리가나로 읽는 일본 고전
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あくたがわのことども
芥川の事ども
菊池 寛
菊池 寛의 芥川の事ども(あくたがわのことども)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,580자 · 11화면
それが、数年来萠していた彼の厭世的人生観をいよいよ実際的なものにし、彼の病苦と相俟って自殺の時期を早めたものらしい。
そういう点で、彼の「手記」は、文字通り信じてよく、あれ以上いろいろ憶測を試みようとするのは、死者に対する冒涜である。あの中の女人が、文子夫人でないとしても、その女人との恋愛問題などがある程度以上のものであるはずなく、ただああした女人も求むれば求め得られたという程度のものだろう。あの「女人云々」について、僕宛の遺書には、その消息があるなどと、奇怪な妄説をなすものがあったが、そういう妄説を信ずる者には、いつでも自分宛の遺書を一見させてもいいと思っている。僕宛の遺書は僕に対する死別の挨拶のほか他の文句は少しもない。
芥川の「手記」をよめば、芥川の心境は澄み渡ってい、落ち付き返ってい、決して生々しい原因で死んだのでないことは、頭のある人間には一読して分るだろう。芥川としては、自殺ということで、世人を駭かすことさえも避けたかったのだ。病死を装いたかったのであろう。
芥川と自分とは、十二、三年の交情である。一高時代に、芥川は恒藤君ともっとも親しかった。