후리가나로 읽는 일본 고전
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はなもかたなも
花も刀も
山本 周五郎
山本 周五郎의 花も刀も(はなもかたなも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,364자 · 178화면
――お豊や幸坊をやしなっているのに、家族を呼べないというのはどういうことだ。
と、思ったのである。
「しかし――」
と、平八は云った。
「もしあれなら、金杉にいるという二人のことは、私がなんとか考えてもいいぜ」
「なんとかとは」
「お豊という女は――私はいちど会っただけでよくわからないが、水しょうばいをしていたらしいじゃないか、よければ『山源』に頼んで、女中に使ってもらうという法もある」
「それは、できない」
幹太郎は首を振った。
他人には理解できないかもしれないが、お豊から受けた恩は大きい、と幹太郎は云った。単に飢を救われただけでなく病中の面倒までみてもらった。それも楽な生活をしているわけではなく、お豊は料理茶屋のかよい女中で稼いでいた。年もゆかない娘が、そんな稼ぎをしながら男一人を救ってくれたのである。また、お豊をくいものにしようと覘っている男たちが数人いるから『山源』のような店で働いていればその男たちにみつかって、伴れ戻される危険もあるだろう。自分としてはお豊を堅気な女に立直らせ、まともな生活のできるようにするか、適当な相手と結婚させるか、どちらかにおちつくまで世話をするつもりだ、と幹太郎は云いきった。