후리가나로 읽는 일본 고전
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げいじゅつとうせいぜひ
芸術統制是非
辰野 隆
辰野 隆의 芸術統制是非(げいじゅつとうせいぜひ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,981자 · 8화면
彼らは、特に委員諸氏は、そろそろ自分達の画境のいき詰まりを覚って、官権にでも頼らなければ、老先きが案じられるとでも思ったのだろうか。自ら知るの明を褒めたくもなるが、しかし冷静に判断すれば、彼らの画境はそれほど衰えてはいないのである。その制作は相当に旨いのだ。ただ絵の旨さよりもさらに輪をかけて、その政治家ぶりや商人ぶりが旨いのである。
某画家はこのたびの挙を機として、在来の無鑑査を撤廃するのは不当であると述べていた。曰く、無鑑査撤廃に自分達が反対するのは、それが既得権を侵害されるという意味ではない。美術一般に与えらるる「制作の自由」を故なくして奪還するものだから、自由の画家として抗議するのだ、と。しかし制作の自由を真に尊重するなら、初めから官権の下に立つ展覧会なぞには出品しない方が当然なので、かかる主張ははなはだ謂れがない。しかのみならず、かかる説は、まったく問題に利害関係のない公平なる第三者が唱えてこそ、意義があるので、渦中の当事者の言としては穏やかでない。僕は万一、新美術院がまがりなりにも成立する暁には、その展覧会は断然無鑑査撤廃で行くのが純理でいやしくも展覧会に拠って作品を公表する以上無鑑査制のごときは、将来も、永く沮まるべきであると思う。