일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わかいふじんのちょしょふたつ

若い婦人の著書二つ

宮本 百合子

宮本 百合子의 若い婦人の著書二つ(わかいふじんのちょしょふたつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,582자 · 11화면

아오조라 문고

それはペンに全力を尽くす者にとっては出発の道が開いたようなものだから」というよろこび「と同時に小さな不安が来た。それは本を出した後で自分がどうなるかということだ。私は私の不安に負けたくない」とも語られているのである。

この若い作者が、小説なんか何にもよまず直木三十五を読んだきりであるということが紹介推薦の言葉の中に強調されているのは、私の心にのこることである。そして豊田正子の綴方が世に出されたときも、周囲のひとは彼女が文学的なものに全く遠いということを特に強調して述べていたことを自然のつながりで思い浮べた。

日本の文学はこの四五年来、社会事情の変転とともに大きい転換時代にめぐり会い、文芸思潮と呼ぶようなものも失っている。生活の現実を現実のまま文学に反映すべきであるという一つの要求は、生活者としての現実が多様、広汎であるという面から、素人の文学を求め、それを評価しようとする傾向をも示した。川端康成氏が、女子供の文章のいつわりなさを文学の一つの美として強調されたのもこの頃であったと思う。豊田正子というひとは、丁度この前後の潮流との関係もあって、広い社会へ押し出されたのであったが、それが従来の所謂文学とはちがったものであることをつよく印象づける条件として、彼女の場合にもその生活環境の条件が特に正面に押し立てられ