후리가나로 읽는 일본 고전
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わかきひのジンギスカン
若き日の成吉思汗
林 不忘
林 不忘의 若き日の成吉思汗(わかきひのジンギスカン)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,827자 · 68화면
札木合がその王座に掛け、左右に台察児、参謀、官人ら居並び、背後に軍卒多勢、抜剣を引っ提げて立つ。
露台より真赤な砂漠の夕陽がさしこみ、室内は明るく、人々の顔は血のごとく映える。上手と下手に、扉一つずつ。
幕開くと同時に、下手の入口より、成吉思汗の軍使、近衛隊長木華里(六尺余の巨漢、隆々たる筋骨)が、城兵四五人に囲まれ、両手を後ろに縛されて出て来る。
木華里 (札木合の前に胡座をかき)これは札木合王ですか。私は成吉思汗の軍使、木華里という者です。長の籠城、想像に絶する疲弊困憊の有様、お察し申し上げます。
台察児 (剣を掴んで)皮肉かそれは! 城中の物資いかに欠乏し、たとい石を噛み、土を囓ろうとも、わが札荅蘭族の士気は衰えぬぞ。余計な口を叩かずと、軍使なら、速かに使いの趣きを言え。
木華里 (縛された手を振り、怒って)いいや! 軍使を扱う途を知らぬから、肝心の使いの趣きがこの口から出ないのだ。まずこの縛めを解いて、相当の礼をもって対するがよい。
台察児 兄上、繩を解いてやりましょうか。
札木合 (怯えて突っ立つ)何を言う! こやつの繩をといてたまるものか。不敵な面魂、何をするかわからぬ。