후리가나로 읽는 일본 고전
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ちゃわんのきょくせん
茶碗の曲線
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 茶碗の曲線(ちゃわんのきょくせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,740자 · 10화면
そんなことがやすやすと出来るはずがない。しかし不思議なことには、そういう分析などはしないで、唯の眼で見れば、その型式が一眼で分ってしまう。何か差異があるからにちがいない。眼で見ればすぐ分るくらいの差異が、精密な測定をすればかえって分らなくなるというのは、如何にも妙な話である。
もっともそういうことは、何も土器の型ばかりの話ではない。木の形なども同じことである。葉の落ちた木を少し離れて見た場合、梅か桜か楓かということは、枝ぶりですぐ分る。枝ぶりは、一個所から出る小枝の数とその角度、それに次ぎの小枝までの距離で決る。ところが同じ梅といっても、木によっていろいろ枝の分岐状態はちがう。
また一本の梅の木についても、各枝によって差があり、また下から梢の方へ行くに従って変化している。それで同じく梅の木といっても、枝ぶりは千差万別である。しかし木全体として見ると、やはり梅は梅の枝ぶりをしていることは誰でも知っているとおりである。
部分々々を見ると、ひどく変化があって、何ら法則らしいものは見つからないが、全体としてみると、一定の型式がある。そういう現象は、世の中にはいくらもある。