후리가나로 읽는 일본 고전
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たけをたずねる
茸をたずねる
飯田 蛇笏
飯田 蛇笏의 茸をたずねる(たけをたずねる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,193자 · 15화면
煙草の煙の中から見張る眼に、次ぎ次ぎに茸の親族が見え出してくる。この猪の鼻という茸は単に一本生えているということは尠い、多くは十数本もしくは数十本数百本の夥しきに及ぶことがある。親しげな情を動かして一本一本静かにこれを抜き取ってから、予め用意してきた嚢の中へ入れる。
そうした時もし粂吉と一緒であるならば、私は何時もきまって大きな声をあげて彼を呼ぶ。いい工合にすぐ近傍に彼を見出すときはいいが、どうかすると非常に遠く離れていることがある。その時は二声も三声も呼ぶ。山彦が遥かの峰から応えて、少し後れながら淋しい趣きをそえつつ同じ声をもって来る。時とするとはっきり全く違った応えを送って来ることもある。それは山彦ではない。我等と同じように茸訪問に遊ぶやからが悪戯にするか、もしくは矢張り伴にはぐれたために呼び合う声であることが解る。そんなことで粂吉と離れ離れになって終ったことも屡々あった。どうかするとつい近傍ではありながら、峰の背後などにいたため全く聴きとれないことなどもたまにはある。そうして帰り路に横道から姿を現わして来る粂吉に逢うようなこともある。私の呼ぶ声を聴き得たとき、粂吉は心もち急ぎ足で近寄って来るのを常とする。